• 2025/07/09 掲載

中国PPI、6月は2年ぶり大幅マイナス CPI+0.1%上昇

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。


[北京 9日 ロイター] - 中国国家統計局が9日発表した6月の生産者物価指数(PPI)は前年比3.6%下落し、2023年7月以来最大の落ち込みとなった。貿易戦争を巡る不透明感や国内需要低迷で中国経済は苦境に立たされており、政策当局に一段の対策を求める圧力が高まっている。

予想は3.2%下落だった。5月は3.3%下落していた。

国家統計局の統計官は、一部の輸出型産業が価格面で圧力を受けているとし、「世界の貿易環境を巡る不確実性が企業の輸出期待に影響を与えている」と述べた。

一方、6月の消費者物価指数(CPI)は前年比0.1%上昇と5カ月ぶりにプラスとなったが、住宅市場低迷の長期化や米関税の逆風も重なり上昇は小幅にとどまった。

予想は横ばいだった。5月は0.1%下落していた。前月比では0.1%下落し、予想と一致。5月は0.2%下落だった。

変動の激しい食品と燃料価格を除いたコアインフレ率は前年比0.7%上昇し、14カ月ぶりの高い伸びとなった。

統計局によると、CPI上昇は主に工業用消費財価格の回復によるという。

キャピタル・エコノミクスの中国エコノミストは「輸出の減速と財政支援効果の低下により、年内に需要が弱まるだろう」と指摘。CPIの上昇は「消費財の下取り政策の効果」とみられるが「この押し上げ効果は間もなく薄れる可能性が高く、年内には基調的なインフレ率が再び低下すると予想している」と述べた。

中国では内需の低迷が続いており、企業は値下げ競争を展開している。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます