- 2025/07/09 掲載
マレーシア中銀、0.25%利下げ 成長見通し悪化で予防措置
ロイター調査ではエコノミスト31人中17人が25bpの利下げを予想していた。マレーシア中銀は2023年5月以降、政策金利を3.0%に維持してきた。
利下げに合わせて政策金利の変動幅の上限を3%、下限を2.5%にそれぞれ引き下げた。
中銀は関税を巡る不確実性や地政学的緊張によって世界経済の成長見通しが圧迫されており、世界の金融市場や商品価格の変動が大きくなる可能性があるとの見方を示した。
マレーシア経済の基盤は堅調だが、外部の不確実性が成長見通しに影響を及ぼす可能性があると指摘した。
「政策金利の引き下げは緩やかなインフレ見通しの中でマレーシアの安定した成長軌道を維持するための予防措置だ」と説明した。
1─5月の総合インフレ率とコアインフレ率がそれぞれ平均1.4%と1.9%だったと言及し、消費者物価は25年も緩やかな水準を維持するとの見通しを示した。
中銀は25年の総合インフレ率を2─3.5%、コアインフレ率を1.5─2.5%と予測している。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR