• 2025/07/09 掲載

「内向き文化が定着」=データ不正、再発防止徹底―カナデビア社長

時事通信社

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カナデビア(旧日立造船)の桑原道社長は9日までにインタビューに応じ、昨年7月以降に相次いで発覚した船舶用エンジンなどのデータ改ざんに関し、「本当に申し訳ない」と改めて陳謝した。不正が横行した背景として、「内向きな文化が定着してしまった」と述べ、品質保証部門の強化などで再発防止を徹底する考えを示した。

データ不正は1980年代から行われ、可燃ごみ焼却施設の運転記録やし尿処理施設の水質測定結果などでも確認された。桑原氏は、コスト削減などに対する現場への過度なプレッシャーの下、人員や受注・生産量は「かなり無理をしていた」と説明。一方、「人員の強化といった適切な施策がなかった」とも指摘した。

同社は再発防止策として、これまで各事業所で分散していた品質保証部門を集約し「品質保証統括部」を新設。桑原氏は、同部の人員を150人程度に増員したと明らかにした上で、外部人材の活用とともに「(社内の)優秀な人を品質保証や安全(の部門)にシフトする」方針を示した。

カナデビアの2026年3月期の連結営業利益予想は270億円で、中期経営計画で掲げた目標(280億円)には届かない見通しだ。ただ、桑原氏は「品質不正を踏まえると、あらかじめ設定した計数よりもリスク対応をする」と述べ、品質強化に向けた投資を優先する考えを強調した。

【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに応じるカナデビアの桑原道社長=4日、大阪市住之江区の同社本社

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