セブン＆アイ、純利益２．３倍＝ヨーカ堂店舗売却で―２５年３～５月期

セブン＆アイ・ホールディングスが１０日発表した２０２５年３～５月期連結決算は、純利益が前年同期比約２．３倍の４９０億円だった。前年同期に計上していた通販大手ニッセンホールディングスの株式売却に伴う損失の影響がなくなったほか、イトーヨーカ堂の店舗資産売却益も追い風となった。

本業のもうけを示す営業利益は９．７％増の６５０億円。スーパーストア事業は、ヨーカ堂の不採算店舗閉鎖に伴うコスト負担がなくなったことから増益に。主力のコンビニ事業は、国内が店内調理設備の導入コストが膨らみ減益だったが、海外はプライベートブランド（ＰＢ）の拡充や人件費抑制の効果が出て、増益となった。

【時事通信社】 〔写真説明〕セブン＆アイ・ホールディングスのロゴマーク