- 2025/07/11 掲載
初サンマ、キロ30万円=鮮度良好で大型も入荷―豊洲市場
東京・豊洲市場(江東区)に11日朝、サンマが今シーズン初入荷した。昨年より1カ月以上早く、近年はなかった大型サイズの一部に、1キロ当たり30万円の高値が付いた。
同日の入荷は、10日に北海道釧路市の釧路港で水揚げされた一部で約50キロ。昨年8月19日の初荷(約42トン)に比べて大幅に減ったが、1匹100グラム前後の小型が多かった近年では珍しく、最大約170グラムの大型も入荷した。
入荷が少ないことなどから、卸値は高値で推移。1キロ当たり50万円だった昨年の最高値を下回ったが、170グラム前後に1匹当たり5万円の超高値が付いた。入手した仲卸「山治」の山崎康弘社長は「魚体が大きくて鮮度も良く、価値のあるサンマ。刺し身などがお薦め」と太鼓判を押す。都内の鮮魚専門店などで扱われる予定という。
漁が解禁される7月にサンマが水揚げされるのは3年ぶり。深刻な不漁が長期化する中、山崎社長は「これから水揚げが増えることを期待したい」と話す。
【時事通信社】 〔写真説明〕豊洲市場に今シーズン初入荷したサンマ=11日午前、東京都江東区
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR