キオクシアが財務を再構成、優先株取得　既存融資を借り換え

Nobuhiro Kubo

［東京　１４日　ロイター］ - キオクシアホールディングスは１４日、社債を新たに発行して優先株と置き換えるとともに、既存融資を借り換えると発表した。資本コストを低減するとともに、返済期限を長期化・平準化するとしている。

社債は１４日から８月１日まで、３０億米ドル以内を発行する。利率は、同じ残存年限の米国債流通利回りに４％以下を上乗せした水準。

優先株は、政投銀が保有する全てを最大３３１０億円で取得する。取得期間は２５日から８月１日。

新たな融資は三井住友銀・三菱ＵＦＪ銀・みずほ銀・日本政策投資銀から４４７５億円を借り入れる。返済期限は２０２９年７月３１日。