ＦＲＢ議長、本部改修見直しを監察総監に要請＝報道

［ワシントン　１４日　ロイター］ - 米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のパウエル議長がＦＲＢ本部改修工事の見直しを監察総監に要請したと、米政治サイトのポリティコが１４日、パウエル氏が米議員に宛てた書簡を基に報じた。

パウエル氏は２５億ドルに膨らむ改修費用について調査するようＦＲＢのホロウィッツ監察総監に要請した。トランプ大統領の側近らは改修費用を巡りパウエル氏の責任を問うよう求めている。

ポリティコが報じたパウエル氏の書簡は、上院銀行委員会のスコット委員長（共和党）と同委員会の民主党トップ、ウォーレン上院議員に宛てたもの。

パウエル氏はその中で、監察総監は改修工事の「費用、契約、スケジュール、支出に関する情報に全面的にアクセスでき、工事に関する月次報告書を受け取っている」と説明した。

スコット氏の報道官は「委員長はＦＲＢ本部の高額な改修工事に関する追加情報を受け取ることを期待している」と述べ、書簡は透明性向上に向けた取り組みに沿ったものだとした。ＦＲＢはコメントしていない。