- 2025/07/16 掲載
カナダCPI、6月は前年比+1.9%に加速 今月利下げ見送りか
[オタワ 15日 ロイター] - カナダ統計局が15日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年比上昇率が1.9%となり、5月の1.7%から加速した。アナリスト予想とは一致。自動車や衣料・履物の価格が上昇した。
前月比では0.1%上昇し、こちらも予想と一致した。
CPIの前年比上昇率はカナダ中央銀行のインフレ目標レンジの中間に当たる2%を3カ月連続で下回っている。
今月30日に金融政策決定を発表する中銀は利下げを見送る公算が大きい。データ発表後、金融市場における利下げ確率は10%強にとどまっている。
エコノミストと中銀は物価動向を測るため、税制措置の影響を除いたコア指標に注目している。
コアインフレ率の一つである「CPIメジアン」は、5月の3%から6月は3.1%に上昇した。
もう一つの「CPIトリム」は5月と変わらずの3%だった。
また、住宅ローンと家賃で構成され、CPIバスケットの最大30%を占める「シェルター」価格は2.9%上昇。4年以上ぶりに3%を下回った。
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