米テスラ、ｘＡＩへの投資計画巡り複数の株主提案受領

［２５日　ロイター］ - 米電気自動車（ＥＶ）大手テスラは２５日、イーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）が設立した人工知能（ＡＩ）開発企業「ｘＡＩ」への投資計画に関し、複数の株主提案を受け取ったと明らかにした。

マスク氏は今月、テスラとｘＡＩの合併を否定した一方、ｘＡＩへの投資計画の賛否を問う株主投票を計画していると明かした。

株主提案はｘＡＩの大型資金調達の最中に受け取った。米金融大手モルガン・スタンレーによると、ｘＡＩは５０億ドルの借り入れに加え、同額の株式投資も受けたという。

マスク氏は自身の事業の統合戦略を進めており、３月にはチャットボット（自動応答システム）の機能強化のため、ｘＡＩが３３０億ドルでＸ（旧ツイッター）を買収。また、ｘＡＩの対話型ＡＩ「グロック」をテスラ車に搭載する。 テスラは１１月６日に年次株主総会を開く予定。米証券取引委員会（ＳＥＣ）の規則に従い、委任状説明書には各議題につき一つの提案のみ盛り込む見通し。