ヤクルト本社、通期予想を下方修正　物価高や円高見通しで

［東京　２９日　ロイター］ - ヤクルト本社は２９日、２０２６年３月期通期の連結業績予想を下方修正したと発表した。営業利益は前年同期比３．４％減の５３５億円を見込む。従来予想は５８５億円だった。ＩＢＥＳがまとめたアナリスト８人の営業利益予想の平均値５７２億円を下回った。

国内の物価上昇によって購買意欲が低下しているほか、為替レートが当初の想定より円高となる見通しとなったため。

売上高予想は前年比０．９％減の４９５０億円（従来５０６０億円）、純利益予想は同０．１％減の４５５億円（従来４９０億円）とした。

四半期業績と通期見通しは以下の通り。

項目 四半期実績 前年同期比(%) 通期予想(今回) 前年同期比(%) 従来予想

期間 4─6月 25年4月─26年3月

売上高 1165 △4.9 4950 △0.9 5060

営業利益 109 △32.2 535 △3.4 585

純利益 115 △17.7 455 △0.1 490

配当 66.00（無）

※単位：売上高・利益は億円、比率は％、△はマイナス、「有無」は配当の修正の有無