• 2025/07/30 掲載

日産、1157億円の赤字=5年ぶり、米関税影響687億円―4~6月期

時事通信社

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経営不振が続く日産自動車が30日発表した2025年4~6月期連結決算は、純損益が1157億5800万円の赤字(前年同期は286億円の黒字)だった。トランプ米政権の高関税政策などが打撃となったためで、同期の赤字はコロナ禍の影響を受けた20年以来5年ぶり。

本業のもうけを示す営業損益は791億円の赤字(同10億円の黒字)。このうち米関税の影響は687億円とみている。9月中間期の営業赤字は1800億円に拡大する見通しだ。

横浜市内で記者会見したイバン・エスピノーサ社長は「日産が抱える課題の深さを反映している」と述べ、リストラを進める重要性を強調した。

4~6月期の世界販売台数は前年同期比10.1%減の70万7000台にとどまった。中国、日本で2ケタ減、北米、欧州もマイナスとなった。為替相場が円高に振れたことも利益を押し下げた。

通期の利益見通しについては、米関税政策などの不透明感が強いことから公表を見送った。エスピノーサ社長は、米関税による年間影響額は「最悪の場合で3000億円とみている」と語った。

日産は、米国や中国での販売不振などで業績が悪化。過剰生産能力が重荷となり、25年3月期には連結純損益が6709億円の赤字に転落した。

同社は5月、2万人の人員や7カ所の車両生産工場を削減する大規模なリストラ計画を公表。国内では、主力の追浜工場での車両生産を27年度末に、日産車体湘南工場への車両生産委託も26年度に終了する。また、メキシコのシバック工場での車両生産は今年度末で終了し、同国内の別の工場に生産を移管する計画だ。

【時事通信社】 〔写真説明〕日産自動車グローバル本社=横浜市(AFP時事)

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