６月鉱工業生産、１．７％上昇＝航空機エンジンの受注増で

経済産業省が３１日発表した６月の鉱工業生産指数速報値（２０２０年＝１００、季節調整済み）は１０２．９と、前月比１．７％上昇した。上昇は３カ月ぶり。海外から航空機用エンジンや機体部品の受注が集中し、生産が増えたことなどが全体を押し上げた。生産の基調判断は「一進一退で推移している」に据え置いた。

生産は、全１５業種のうち輸送機械工業や石油・石炭製品工業など８業種が上昇した。低下は７業種で、化学工業の落ち込みが目立った。化粧品の生産が減少したことが響いた。

【時事通信社】 〔写真説明〕京浜工業地帯の景色＝川崎市川崎区