中国ＢＹＤ、7月生産台数は17カ月ぶりに減少

[北京 １日 ロイター] - 中国電気自動車（ＥＶ）大手、比亜迪（ＢＹＤ） の７月の生産台数は前年同月比０．９％減となり、２０２４年２月以来、１７カ月ぶりに減少した。香港証券取引所に提出した月次報告書で明らかになった。

７月のＥＶとプラグインハイブリッド車（ＰＨＥＶ）の生産台数は３１万７８９２台。販売台数は前年同月比０．６％増の３４万４２９６台と増加したが、前月の１２％増から大幅に減速した。

ＥＶの販売と生産台数はなお伸びたが、ＰＨＥＶは販売が２２．６％、生産が２４．６％それぞれ減少した。

ＢＹＤの生産台数と販売台数は２０２４年第４・四半期に過去最高を記録した後、今年に入って減少傾向に転じた。同社は昨年の総販売台数４００万台強の４１％をＥＶが占め、米同業テスラを抜いてＥＶ販売で世界最大手に躍り出た。

ロイターは６月、ＢＹＤが中国の一部の工場でシフトを減らして生産ペースを落とし、新規生産ラインの追加計画を延期したと報じた。