• 2025/08/05 掲載

台湾フォックスコン、米オハイオ州工場を3.75億ドルで売却

ロイター

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Wen-Yee Lee

[台北 4日 ロイター] - 台湾の電子機器受託生産大手、鴻海(ホンハイ)精密工業傘下の富士康科技集団(フォックスコン)は4日、米中西部オハイオ州ローズタウンの工場を、機械設備を含めて3億7500万ドルで売却することで合意したと発表した。ただ戦略的優先事項に沿った幅広い製品を生産するために同拠点を引き続き活用するという。

売却先は「既存の提携先」としたが、詳細を明らかにしなかった。米国の自動車関連顧客との事業に力を注ぐ姿勢に変わりはなく、必要に応じて車両生産を拡大して需要に対応できるようにすると説明した。

同拠点で生産する製品について具体的なことは明らかにしていないが、クラウドとネットワーク製品事業が特に「著しい成長」を示しているとした。フォックスコンは米半導体大手エヌビディアのデータセンター向け製品を生産するほか、米アップルのスマートフォン「iPhone」を組み立てている。

事情に詳しい関係者によると、オハイオ州の拠点は人工知能(AI)データセンターを支える見込み。面積は55万7000平方メートル以上あり、フォックスコンが米南部テキサス州ヒューストンでエヌビディアのAIサーバー「GB300」を生産するために建設中の工場の6倍の規模を持つ。

フォックスコンはローズタウン工場を2022年に米新興電気自動車(EV)メーカーのローズタウン・モーターズから2億3000万ドルで取得した。同工場はかつて米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の小型車工場だった。

フォックスコンはローズタウン・モーターズにも投資し、両社は電動ピックアップトラックの生産を開始。しかしその後提携関係が悪化。ローズタウンは経営破たんし、フォックスコンを提訴した。

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