- 2025/08/06 掲載
米AMD第2四半期はデータセンター伸び悩み、時間外で株価下落
[5日 ロイター] - 米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が5日に発表した第2・四半期決算は、データセンター部門の売上高が14%増の32億ドルで、LSEGが集計したアナリスト予想の32億2000万ドルにほぼ一致した。同部門は、投資家が急成長を期待する人工知能(AI)向け半導体を含むだけに、失望感が広がった。
AMD株は時間外取引で約2%下落した。
AMDは第3・四半期の全体の売上高を約87億ドル(プラスマイナス3億ドル)と予想。LSEGがまとめた予想は平均で83億ドル。調整後粗利益率は市場の予想54.1%に対し、約54%と見込んだ。
見通しにはAIチップ「MI308」の中国向け出荷による売上高は含まれない。AMDは先月、MI308チップを中国に輸出するためのライセンス申請を商務省が審査すると発表しており、ライセンスが承認されれば出荷を再開する予定。4月に発表された米の規制により、高度なAIプロセッサーを中国に出荷するにはライセンス取得が必要だ。
AMDは、これらの規制により今年の売上高に15億ドルの打撃を受けると予想。その影響のほとんどは第2、3・四半期に出るとした。
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