• 2025/08/06 掲載

農林中金の4ー6月期、純利益582億円で黒字化 通期見通し据え置き

ロイター

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Miho Uranaka

[東京 6日 ロイター] - 農林中央金庫が6日に発表した2025年4-6月期の純損益は582億円の黒字(前年同期は4127億円の赤字)だった。1-3月期の約3800億円の損失から黒字に転じた。26年3月期は300億ー700億円程度の黒字とする見通しを維持した。

同社の広報によると、6月末時点で債券の評価損は3月末比でほぼ横ばいの計1兆2180億円に上り、内訳は円建てが約4000億円、外貨建てが約8000億円となっている。現在は外貨調達コストが運用収益を下回る「ポジティブキャリー」の状態にあり、昨年度のように含み損を解消するための売却は予定していないという。

一方で、株式やクレジットなどの非金利資産では徐々に投資を増やす中で評価益も拡大した。CLO(ローン担保証券)については、償還に合わせて新規投資を行った結果、3月末から残高はほぼ横ばいとなっている。

25年3月期は運用資産が外国債券に偏っていたことで、米連邦準備理事会(FRB)の利上げにより収支が悪化。含み損が生じた債券の売却を進めた結果、赤字額が膨らみ約1兆8000億円の損失を計上した。

農林中央金庫は、こうした状況を踏まえ、為替・金利リスクの高い外国債券の保有を見直しつつ、国内の貸出を含むクレジット資産やCLOなども含めた非金利資産の拡大を通じて分散投資を進め、市場環境の変動に柔軟に対応できるポートフォリオ運営を強化している。

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