- 2025/08/06 掲載
ノボノルディスク、コスト削減へ 肥満症薬の競争激化
[コペンハーゲン 6日 ロイター] - 肥満症治療薬「ウゴービ」を製造するデンマークの製薬大手ノボノルディスクは、競合する米イーライリリーなどとの競争激化に対応するため、コスト削減を進める方針だ。今年後半は治療薬の成長が鈍化すると予想している。
同社は先週、2025年の業績予想を下方修正し、ベテラン幹部のマジアール・マイク・ドゥースダー氏を新最高経営責任者(CEO)に任命した。同氏は7日に就任する。
退任するラース・ヨルゲンセンCEOは「25年後半のGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)作動薬の成長見通しが悪化したため、通期見通しを引き下げた」と説明。
「このため、商業面での実行力をさらに高める措置を講じるとともに、将来の成長に向けた投資を継続しながら、コスト基盤の効率化も図っていく」と述べた。
同時に発表した第2・四半期決算は、ウゴービの売上高が前年同期比67%増の195億3000万デンマーククローネとなった。
売上高は前年同期比18%増の768億6000万クローネ(119億2000万ドル)。アナリストの当初予想には届かなかった。
利払い・税引き前利益(EBIT)は前年同期比29%増の334億5000万クローネだった。
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