• 2025/08/06 掲載

資生堂、1―6月期は営業黒字化 米関税影響は30億円に縮小

ロイター

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Ritsuko Shimizu

[東京 6日 ロイター] - 資生堂は6日、2025年1―6月期(国際会計基準)の営業損益が180億円の黒字(前年同期は27億円の赤字)となったと発表した。コア営業利益に対し最大70億円と見積もっていた米関税の影響額は30億円に縮小した。

1―6月期の売上高は前年同期比7.6%減の4698億円となった。中国・免税などのトラベルリテールの減収や「ドランク・エレファント」の苦戦により減収となったが、固定費削減などの構造改革を進めていることで増益となった。

米関税について、藤原憲太郎社長は会見で「すでに原材料の調達や生産工場の移転、物流などは手を打っている」とした上で、「不確実性はまだ高い状況であることを前提に、今後も柔軟に対応していきたい」と述べた。

25年12月期の連結営業利益は前年比78%増の135億円の見通しを据え置いた。IBESがまとめたアナリスト15人の予想平均値は242億円で、会社予想はこれを下回った。

米州での構造改革を前倒しで実施することで、今下期に75億円、来年上期に75億円のコスト削減効果を見込む。人員削減は300人程度で、オフィスフロアの削減のために7―9月期に40億円超の構造改革費用を計上する予定。藤原社長は「26年の黒字化に向けて着実に進捗している」と述べた。

足元の米国の経済状況については「相互関税、それによるインフレと懸念があったが、落ち着いたとみている。ビューティーマーケットも、今後大きな減退は予測していない」との見方を示した。

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