• 2025/08/08 掲載

サンリオ、通期営業益上方修正 「ミャクミャク」コラボで4━6月期最高

ロイター

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
Maki Shiraki

[東京 8日 ロイター] - サンリオは8日、2026年3月期通期の連結業績予想を上方修正した。営業利益は前年比29.9%増の673億円となる見通しで、従来予想の600億円から引き上げた。25年4━6月期の売上高、営業利益が想定を上回り、四半期として過去最高だった。7─9月期も好調が続くとみており、上期の好調を織り込んだ。

上方修正後の通期営業利益予想は、IBESがまとめたアナリスト10人の予測平均値649億円を上回った。

松本成一郎常務執行役員は決算会見で、4━6月期は「非常に好調だった。特に国内の物販事業とライセンス事業が想定を上回った」と振り返った。特にライセンス事業では、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」などとのコラボ商品が好調だったほか、「コストも想定より少なめで着地した」と説明した。

下期の業績予想については、米国関税の影響が不透明として織り込んでおらず、期初の想定を据え置いた。

米国事業の売り上げの9割がライセンス事業で、ロイヤリティ収入を左右する「(関税発動後の)顧客の売り上げ、販売数量が正直、読めない」と松本氏は述べた。ただ、「米国以外の事業のモメンタムが想定より良い」といい、「米国事業が想定より少し下振れたとしても、ちょっとぐらいのマイナスだったら(他の事業で)吸収できる」との見通しを示した。

「ラブブ」などの中国企業POP MARTが展開するキャラクターが世界的に人気を集めていることに関して、松本氏は「ラブブはフィギュア。サンリオキャラクターはどちらかというとぬいぐるみ。脅威になっているかというと、正直あまりバッティングしていない」と指摘。「当社の中国(事業)も、ものすごく良い」と語り、「POP MARTの店舗にはサンリオのキャラクターグッズも置いてあり、協業している部分もある」と話した。

同時に発表した4━6月期の連結決算は、売上高が前年同期比49.1%増の430億円、営業利益が同88%増の201億円で、ともに四半期として過去最高だった。国内の店舗・テーマパークで外国人観光客や国内客が増えて収益を押し上げた。国内外ライセンス事業でも、特に中国での拡大が利益に貢献、「ハローキティ」と「クロミ」など複数キャラクター戦略が奏功した。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます