• 2025/08/11 掲載

ドル、今後も支配的地位=トランプ政権の「危険な政策」も―元FRB幹部・戦後80年

時事通信社

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【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)の元国際金融局長、スティーブン・カミン氏は、トランプ政権が基軸通貨ドルの地位を弱める「危険な政策」を取る可能性は「一層はっきりしてきた」と懸念を示した。ただ、今後も「ドルは世界で支配的な通貨であり続ける」との見通しは堅持した。10日までに時事通信のインタビューに応じた。

カミン氏は、米経済の強さや、米国債の安全性と流動性の高さ、健全な金融・経済政策、法の支配が「ドル基軸を支えており、ドルの代替はない」と断言。しかし、「とりわけ財政赤字(の増加)が制御不能となれば、ドルの需要は減退する可能性がある」と認めた。

また、第2次トランプ政権発足以降を振り返り、ドルが基軸通貨の地位を維持するとの見解は「依然として変わらない」と明言。一方で、財政拡大や高関税、FRBへの圧力などの政策がドルの価値を弱めていく可能性は「一層顕著となった」とも述べ、警戒感をあらわにした。

カミン氏は米シンクタンク「アメリカン・エンタープライズ研究所」のシニアフェローを務めている。

【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答えるカミン元FRB国際金融局長=7月25日、ワシントン

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