• 2025/08/14 掲載

サウジ政府系ファンド、AIが運営の「あらゆる層」に浸透

ロイター

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Hadeel Al Sayegh Jana Choukeir Yousef Saba

[ドバイ 13日 ロイター] - サウジアラビアの政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)」は13日、人工知能(AI)とオートメーション化が運営の「あらゆる層」に浸透しており、投資対象の選択だけでなく、投資方法そのものを変革していると訴えた。

これはサウジが石油依存の経済から脱却し、先端技術を経済の中核に融合することで地域経済を支えるというより広範な国家目標を反映している。

PIFはAIについて、国家基金が意思決定、資本配分、価値評価を行う方法を根本から変革する起爆剤になったと説明した。

PIFが公表した2024年の年次報告書によると、運用資産は24年末時点で3兆4240億リアル(約9126億ドル)となり、今年6月に報告された4兆3210億リアルを下回った。減少したのは、異なる会計基準を適用したことが理由という。

PIFは民間市場への投資を評価する精度とスピードを高めるため、AIを活用した評価プラットフォームを導入したと説明。また投資に関してリアルタイムで報告するために大規模言語モデル(LLM)を開発し、資産運用会社の分析やポートフォリオの最適化のためにAIのツールを活用しているとした。

サウジの長期計画「ビジョン2030」で経済多様化の役割を主導するPIFは、公開された株式やインフラに投資していた初期段階から活動範囲を大幅に拡大してきた。

近年は米配車大手ウーバー・テクノロジーズ、米新興電気自動車(EV)メーカーのルーシッド・グループ、日本のゲーム大手、任天堂などのグローバルブランドに多額の投資をする一方、LIVゴルフやサッカーのイングランド・プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドなどのスポーツ事業も支援している。

国内では、紅海沿岸に産業開発拠点「NEOM(ネオム)」を建設する巨大プロジェクトや観光、物流、クリーンエネルギーなどの戦略的分野に数十億ドルの投資を手がけてきた。

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