- 2025/08/15 掲載
NY市場サマリー(14日)株横ばい、ドル・利回り上昇 PPI受け
ドルは、ベセント米財務長官が日銀は金利を再び速やかに引き上げる必要があると示唆したことを受け、対円で一時下落していたが、その後は上昇に転じ、終盤の取引では0.3%高の147.87円で取引された。
終盤の取引で主要通貨に対するドル指数は0.5%高の98.25。ユーロ/ドルは0.5%安の1.16413ドル。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 利回りが上昇した。7月の米卸売物価指数の伸びが予想以上に加速したをことを受け、連邦準備理事会(FRB)が9月に25ベーシスポイント(bp)を超える大幅利下げに動くとの見方は後退した。
7月のPPIは前月比0.9%上昇した。サービスと財(モノ)の価格が共に急上昇し、2022年6月以来の大幅な伸びとなった。
2年債利回りは5.4bp上昇の3.741%。PPI発表前には一時、5月1日以来の低水準となる3.655%を付けた。
10年債利回りは5.3bp上昇の4.293%。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> はほぼ横ばいで取引を終えた。卸売物価指数(PPI)の伸びが予想を上回ったことを受け、インフレへの警戒感が再び広がった。ただ、S&P総合500種は小幅に上昇し、3日連続で過去最高値を更新した。
米労働省労働統計局(BLS)が14日発表した7月のPPIは前月比0.9%上昇し、約3年ぶりの大幅な伸びとなった。今後数カ月間でインフレが広範に加速する可能性が示唆された。
個別銘柄では半導体大手インテルが7.4%高。トランプ米政権が同社株取得の可能性について協議していると伝わった。
農機大手のディアも6.8%安。四半期決算が減益となり、通期利益見通しの上限を引き下げたことを嫌気した。高級ブランド「コーチ」などを手がけるタペストリーは15.7%急落。通期利益見通しが予想を下回った。両社とも関税の影響を警告した。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 米物価指標の上振れを背景に米長期金利が上昇したことから売られ、反落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比25.10ドル(0.74%)安の1オンス=3383.20ドル。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 米ロ首脳会談の行方に注目が集まる一方、米連邦準備理事会(FRB)が来月利下げに踏み切るとの観測が支援材料となり、3営業日ぶりに反発した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値(終値に相当)は、前日比1.31ドル(2.09%)高の1バレル=63.96ドル。中心限月の清算値ベースでは、8月上旬以来約1週間ぶりの高値となった。10月物は1.10ドル高の63.03ドル。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 147.76/147.77
始値 146.52
高値 147.95
安値 146.43
ユーロ/ドル NY終値 1.1646/1.1650
始値 1.1695
高値 1.1696
安値 1.1632
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 98*00.00 4.8776%
前営業日終値 98*24.50 4.8280%
10年債(指標銘柄) 17時03分 99*22.50 4.2868%
前営業日終値 100*02.50 4.2400%
5年債(指標銘柄) 17時04分 100*08.25 3.8171%
前営業日終値 100*14.75 3.7720%
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*08.38 3.7345%
前営業日終値 100*11.25 3.6870%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 44911.26 -11.01 -0.02
前営業日終値 44922.27
ナスダック総合 21710.67 -2.47 -0.01
前営業日終値 21713.14
S&P総合500種 6468.54 +1.96 +0.03
前営業日終値 6466.58
COMEX金 12月限 3383.2 ‐25.1
前営業日終値 3408.3
COMEX銀 9月限 3806.9 ‐53.3
前営業日終値 3860.2
北海ブレント 10月限 66.84 +1.21
前営業日終値 65.63
米WTI先物 9月限 63.96 +1.31
前営業日終値 62.65
CRB商品指数 295.0903 +0.2730
前営業日終値 294.8173
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