- 2025/08/20 掲載
米国株式市場=ナスダック・S&P下落、ジャクソンホール会議控え
Johann M Cherian
[19日 ロイター] - 米国株式市場はテクノロジー株の売りが重しとなり、ナスダック総合とS&P総合500種が下落した。21─23日にワイオミング州ジャクソンホールで開催される年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が注目されている。
今年に入り上昇してきた大型株が売られ、ナスダックを押し下げた。半導体大手エヌビディアは3.5%安と、約4カ月ぶりの大幅な下げとなった。
ジャクソンホール会議は今週の重要イベントで、FRBの経済見通しと金融政策に関する手がかりを探る上でパウエル議長の講演に注目が集まっている。
ハリス・フィナンシャル・グループのマネジングパートナー、ジェームズ・コックス氏は「パウエル氏の発言が現在の市場の想定よりもタカ派的になる可能性を考慮し、市場関係者がジャクソンホール会議を前にやや慎重な姿勢を取っているよう」と指摘した。
LSEGがまとめたデータによると、金利先物市場では年内に2回、各25ベーシスポイント(bp)の利下げが織り込まれており、最初の利下げは9月と予想されている。
S&P500の主要11セクターでは6セクターが上昇した。住宅データが予想を上回り、不動産が1.8%高と上げを主導した。一方、情報技術と通信サービスはそれぞれ1.9%と1.2%のマイナスとなった。
ダウ工業株30種は一時、史上最高値を更新した。ホームセンター大手ホーム・デポの上昇に支援された。
ホーム・デポは3.17%高。19日に発表した第2・四半期決算(8月3日終了)は市場予想を下回ったものの、通期見通しを据え置いた。
同業ロウズは2.18%上昇。
米消費者の健全性に関するさらなる情報を得るため、今週発表されるロウズと小売大手ウォルマートやターゲットの決算に注目が集まっている。
半導体大手インテルは約7%上昇。ソフトバンクグループが20億ドルを出資すると発表したことが好感された。
サイバーセキュリティー会社パロアルト・ネットワークスは3.06%高。2026年度の売上高と利益の見通しが市場予想を上回った。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.06対1の比率で上回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 44922. +10.4 +0. 44952. 45207. 44816.
27 5 02 36 39 50
前営業日終値 44911.
82
ナスダック総合 21314. -314. -1. 21607. 21610. 21277.
95 82 46 45 24 71
前営業日終値 21629.
77
S&P総合500 6411.3 -37.7 -0. 6446.2 6456.4 6400.2
種 7 8 59 4 8 2
前営業日終値 6449.1
5
ダウ輸送株20種 15902. +226. +1.
70 68 45
ダウ公共株15種 1106.6 +9.67 +0.
3 88
フィラデルフィア 5671.5 -104. -1.
半導体 1 80 81
VIX指数 15.57 +0.58 +3.
87
S&P一般消費財 1846.4 -6.95 -0.
5 37
S&P素材 571.81 +3.04 +0.
53
S&P工業 1279.2 +2.38 +0.
6 19
S&P主要消費財 909.25 +8.96 +0.
99
S&P金融 873.77 +1.47 +0.
17
S&P不動産 261.41 +4.63 +1.
80
S&Pエネルギー 646.69 -1.21 -0.
19
S&Pヘルスケア 1591.5 +9.75 +0.
1 62
S&P通信サービ 393.76 -4.60 -1.
ス 16
S&P情報技術 5230.2 -99.9 -1.
9 8 88
S&P公益事業 435.61 +4.26 +0.
99
NYSE出来高 10.58億
株
シカゴ日経先物9 ドル建て 43410 - 大阪比
月限 150
シカゴ日経先物9 円建て 43390 - 大阪比
月限 170
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