米データブリックス、資金調達後に評価額が1000億ドル突破へ

Pritam Biswas　Ateev Bhandari　Krystal Hu

[１９日 ロイター] - データ分析や人工知能（ＡＩ）サービスを手がける米データブリックスは、現在手続き中の資金調達後に評価額が１０００億ドルを超え、前回の１００億ドルの資金調達時から１年未満で６１％上昇する見通しを発表した。これは急速に成長するＡＩスタートアップ企業に対する投資家の強い需要を浮き彫りにしている。

データブリックスはこの日、資金調達ラウンドの後期段階「シリーズＫラウンド」の条件書類に署名したと発表。実施後に同社は評価額が最大級のＡＩ企業の１つとなる見込みだ。

関係者によると、迫っている資金調達ラウンドの調達額は１０億ドルを超え、同社に既に投資しているスライブ・キャピタル、インサイト・パートナーズ、アンドリーセン・ホロウィッツなどが引き受ける。

米西部カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くデータブリックスは、２０２５年７月までの１年間の売上高が３７億ドルとなり、前年比で５０％伸びる見通し。同社は１月にキャッシュフロー（ＣＦ）が黒字化したことを明らかにしている。