- 2025/08/21 掲載
米ロウズ、内装資材販売のFBMを88億ドルで買収 専門業者向け事業強化へ
[20日 ロイター] - 米ホームセンター大手ロウズは20日、内装工事用資材販売を手がけるファウンデーション・ビルディング・マテリアルズ(FBM)を88億ドル弱で買収することで合意したと発表した。
自ら家の改修などを行う「DIY(Do It Yourself)」の需要鈍化を背景に、ロウズや競合相手のホーム・デポは市場規模が2500億ドルに上る専門業者向けの資材販売で事業基盤を拡大するための合併・買収(M&A)に力を入れている。
特にロウズは年間売上高の約7割をDIYが占めるだけに、戦略転換が急務になっている。4月には同じく内装関係資材を扱うアーティザン・デザイン・グループ(ADG)を13億3000万ドルで買収した。
西部カリフォルニア州に拠点を置くFBMは、建設業界の顧客約4万に石膏ボードや金属フレームなどの資材を供給し、米国とカナダに370超の拠点を展開している。
ロウズのマービン・エリソン最高経営責任者(CEO)は「FBMの規模拡大が可能で多種多様な販売プラットフォームとしっかりしたリーダーシップは、最近買収したADGとの相乗効果でわれわれの専門業者向け事業を相当強化することになる」と述べた。
この日発表した通期売上高見通しは845億─855億ドルと、従来の835億─845億ドルから上方修正された。
第2・四半期(5─7月)の調整後1株利益は4.33ドルで、LSEGがまとめた市場予想の4.24ドルを上回った。
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