- 2025/08/28 掲載
豪カンタス航空、通期利益が過去2番目の高水準 旅行需要好調
[28日 ロイター] - オーストラリアのカンタス航空が28日発表した2025年度通期決算(25年6月末まで)は、堅調な旅行需要を追い風に基礎利益が過去2番目の高水準となった。
株価は一時12%超上昇し、上場来高値を付けた。
傘下の格安航空会社ジェットスターは、生活費高騰に苦しむ消費者の間で格安航空券への需要が高まったことから、国内便旅客数が過去最高の1600万人に達し、通期利益は55%増加した。
カンタスの国際線もプレミアムキャビンの需要が好調で、20%の成長を記録した。
バネッサ・ハドソン最高経営責任者(CEO)は「国内のビジネス目的の旅行が回復し、コロナ禍前の水準にほぼ戻ったことが引き続き恩恵をもたらしている」と述べた。
通期の税引前基礎利益は23億9000万豪ドル(15億5000万米ドル)と、前年度の20億8000万豪ドルから増加。23年度の24億7000万豪ドルに次いで過去2番目の高水準となった。ビジブル・アルファがまとめたコンセンサス予想(23億8000万豪ドル)も上回った。
カンタスは26年度上半期も強い需要が続くと予想している。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR