- 2025/09/01 掲載
米FRB、大手行の新たな資本要件決定 モルガンは再検討要求
[ワシントン 29日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は29日、6月のストレステスト(健全性審査)を踏まえ、大手銀行の新たな自己資本要件をまとめたと発表した。モルガン・スタンレー<MS.N>からは再検討を求められたという。
新たな資本要件は10月1日に発効する。FRBが2年間のストレステストの結果を平均化する案を採用した場合は、資本要件を更新する見通し。
FRBが年一回実施するストレステストでは、景気が悪化した場合を想定して大手行の業績を点検し、損失を吸収するための緩衝材となる自己資本の要件を設定する。
モルガン・スタンレーは要件の再検討を求めており、FRBは9月末をめどに判断を示す予定。モルガンによれば、同社は「ストレス資本バッファー」の引き下げを求めており、この件についてFRBと積極的にやりとりしているという。同社とFRBは具体的な数値を明らかにしなかった。
昨年はゴールドマン・サックスがFRBに要請後、バッファーを6.4%から6.2%に引き下げることに成功した。
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