- 2025/09/01 掲載
法人企業統計、4─6月期設備投資7.6%増 製造業の経常利益11.5%減
[東京 1日 ロイター] - 財務省が1日公表した2025年4-6月期の法人企業統計によると、金融業と保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期比7.6%増だった。一方、経常利益は同0.2%増と1─3月期の3.8%増からさらに鈍化。製造業の経常利益は同11.5%減となった。
設備投資は2四半期連続の増加で、季節調整済み前期比では+1.6%増だった。
製造業の設備投資は前年同期比16.4%増、非製造業は同3.0%増だった。製造業は輸送用機械(同+43.4%)、食料品(同+38.2%)が、非製造業は情報通信業(同+19.9%)、卸売り・小売業(同+13.0%)が伸びをけん引した。
全産業(金融・保険を除く)の経常利益は、金額ベースでは過去最高となったが、米国の高関税の影響を受けた輸送用機械が29.7%減と大きく落ち込んだ。
全産業(同)の売上高は0.8%増だった。
法人企業統計の設備投資は、国内総生産(GDP)速報の2次改定値を算出する上で需要側の統計として用いられ、2次速報を予測する上で注目されている。
先月公表された7-9月期のGDP1次速報は、個人消費が底堅く推移し、企業設備投資も対前期比年率1.3%成長と5四半期連続の増加を記録した。
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