- 2025/09/01 掲載
中国製造業PMI、8月は50.5 5カ月ぶり高水準=民間調査
中国国家統計局が前日発表した8月の製造業PMIは49.4となり、景況拡大・縮小の分かれ目となる50を5カ月連続で下回っていた。
レーティングドッグの創業者ヤオ・ユー氏は「特に製造業が景気回復に貢献しているが、回復は不安定だ」と指摘。内需の弱さや利益回復の鈍さなどに言及し、「改善の持続性は輸出が真に安定し、内需が回復するかどうかにかかっている」と述べた。
8月は新規輸出受注が5カ月連続で減少した。一方、新規受注全体の伸びは3月以来の水準に加速し、受注残の伸びは6カ月ぶりの速いペースとなった。
雇用には慎重な姿勢を維持し、5カ月連続で人員を削減した。
当局が過剰生産能力の抑制に取り組む中、平均投入コストは昨年11月以来のペースで上昇した。ただ、過去の平均は依然として下回っている。原材料価格の上昇がコスト増の主要因となった。
コスト高に対応するため一部生産者が値上げした一方、厳しい競争により価格転嫁できない業者も見られ、平均販売価格は横ばいだった。
今後1年の生産見通しについては引き続き前向きで、経済状況が改善し、企業の事業拡大計画が新規販売の促進につながるとの期待から、楽観的な見方が3月以来の高水準となった。
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