- 2025/09/01 掲載
ウゴービ、心臓病リスクをイーライリリー競合薬より57%低減
患者2万1000人余りから収集したデータをスペインのマドリードで開催された欧州心臓病学会で発表した。
これは無作為化比較試験ではないが、ノボノルディスクは今回の結果に触れて、ウゴービとその主成分「セマグルチド」の心臓病を抑える効果は、ゼップバウンドとマンジャロの有効成分「チルゼパチド」などを含めた全てのGLP-1受容体作動薬で同じとは限らないことを示す証拠となると指摘した。
両薬剤とも心血管系の主要有害事象の発生数は少なかった。ウゴービ投与群では15例(0.1%)、チルゼパチド投与群では39例(0.4%)だった。
データはまた、治療の中断の有無に関係なく、ウゴービ使用者の間では、チルゼパチド使用者と比べて、あらゆる原因による心臓病リスクと死亡が29%減少したことを示した。
今回の結果はノボノルディスクにとって追い風となる可能性がある。同社は昨年、ウゴービの売り上げ急増により時価総額が欧州最大の企業となった後、米市場ではシェアをゼップバウンドに奪われる状況が続いている。
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