- 2025/09/01 掲載
国内百貨店8月売上高、4社中3社が2月以来の前年比増 免税伸長も
[東京 1日 ロイター] - 百貨店大手4社が1日発表した8月の既存店売上高(速報)は高島屋や大丸松坂屋百貨店、阪急阪神百貨店がいずれも2月以来の前年比増となり、三越伊勢丹も減少幅が縮小した。大丸松坂屋はインバウンド(訪日外国人)の売上高も伸長した。
J.フロント リテイリングによると、大丸松坂屋百貨店の売上高は前年比8.6%増だった。8月後半も高い気温が続いてブラウスなどの衣料品を中心に盛夏商品が好調で、訪日外国人の売り上げも化粧品を含む消耗品が大きく伸び同6.7%増となった。
高島屋は、国内百貨店の売上高が前年比6.6%増となった。国内顧客は新規催事に伴う入店客数増もあり、食料品や夏物衣料・雑貨が堅調に推移。インバウンドは化粧品や婦人服、スポーツ用品が前年比増となったものの、高級ブランドなど高額品がマイナスで、免税売上高は同9.8%減だった。
エイチ・ツー・オーリテイリングによると、阪急阪神百貨店の売上高は同5%増だった。特にお盆休みの期間以降、前年の売上高を上回る日が増えた。前年の台風に伴うマイナス影響の反動もあった。免税売上高は前年に近い水準まで復調した。
三越伊勢丹ホールディングスによると、三越伊勢丹の売り上げは前年比0.9%減。7月は同4.9%減(確報)だった。海外顧客売上高は順調に回復しているという。
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