- 2025/09/16 掲載
ECB、軽微な目標乖離で政策調整すべきでない=スロバキア中銀総裁
カジミール氏はブログへの投稿で「目標からのわずかな逸脱が生じることは分かっているため、これを理由に行動を起こすのは避ける必要がある」と指摘。「こうした一時的な振れに惑わされず、その先にあるものに焦点を当て続ける必要がある」と述べた。
ECBは11日の理事会に合わせて発表したスタッフ予想で、総合インフレ率およびコアインフレ率は、予測期間末までにECBの目標である2%を下回る水準にとどまるとしており、一部の政策担当者はこの期間に、弱い物価上昇率が定着するリスクがあると指摘している。
一方、カジミール氏は、インフレ上振れのリスクも存在しており、ECBがこれを無視することは間違いだとの認識を示した。
同時に、今後の政策決定については引き続き柔軟な姿勢を示し、今後入ってくるデータに基づいて会合ごとに決定していくとの考えを改めて示した。
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