- 2025/09/19 掲載
SBG「ビジョン・ファンド」、2割レイオフへ AIシフトで=関係筋
[18日 ロイター] - ソフトバンクグループ(SBG)は創業者である孫正義氏の米国での大規模なAI(人工知能)計画にリソースをシフトするため、「ビジョン・ファンド」チームの約20%を全世界でレイオフする方針だ。ロイターがメモを確認し、関係筋も内容を認めた。
人員削減は2022年以来3回目。ビジョン・ファンドは現在、全世界で300人以上の従業員を抱えている。グループが大きな損失を抱えていた以前とは異なり、今回はファンドが先月に21年6月以来最も好調な四半期パフォーマンスを報告した後に行われた。
この動きは新興企業への広範な投資ポートフォリオから軸足を移すことを示唆している。関係筋によると、5000億ドル規模の「スターゲイト」プロジェクト(オープンAIと提携して米データセンターネットワークを構築する構想)など、孫氏の野心的なAI構想により多くのリソースを割くことになる。
ビジョン・ファンドの広報担当者は、詳細についてはコメントせずにレイオフを確認。「AIと画期的なテクノロジーへの大胆で確信の持てる投資を行い、ステークホルダーのために長期的な価値を創造するという長期戦略を実行するため、引き続き組織に調整を加える」と述べた。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR