- 2025/09/26 掲載
米中古住宅販売、8月は0.2%減 価格高騰と金利高止まり響く
前年同月比では1.8%増加した。
NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は声明で「住宅ローン金利の高止まりと限られた在庫により、ここ数年住宅販売は低調だ」とした上で、「住宅ローン金利は低下傾向にあり、市場に出回る在庫も増えつつあり、今後数カ月で販売は増える見込みだ」と指摘した。
これまで2年間の住宅販売ペースは月平均約400万戸で、景気後退局面だった2007─09年を下回る水準となっている。
地域別では、中西部と西部では前月から増加した一方、北東部と南部では減少した。
中古住宅価格の中央値は前年同月比2.0%上昇し、42万2600ドル。ユン氏によると、新型コロナウイルス禍前の2019年8月の水準と比べ、52%上昇している。
中古住宅在庫は前月比1.3%減の153万戸。8月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は4.6カ月。
現金のみによる販売の割合は28%で、前月の31%から低下。初回購入者の割合は28%。前月比では横ばい、前年同月の26%からは増えた。
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