- 2025/10/02 掲載
ECB、資本バッファー削減提案へ 小規模行向け規制簡素化=副総裁
トランプ米政権が金融分野の規制緩和に動く中、ユーロ圏の銀行の間では米銀に比べて不利だという不満が広がっている。
デギンドス氏はポリティコ主催の会合で、「現在、例えば欧州の銀行の資本バッファーの数は10を超えており、非常に複雑だ。われわれはこれに関し明確な勧告を行う。もう一つの勧告は均衡に関するもので、小規模銀行をどのように監督するかについてだ」と述べた。
ECBは年内に提案をまとめ、欧州議会に提出する予定。
ECBは、中小銀行の監督上の期待や報告要件を均衡の原則にのっとって調整し、プロセスの負担を軽減することを目指している。
ドイツ連邦銀行(独中銀)は、要件を2種類に減らし、銀行が自己資本と自己資金で順守する案を提起している。ドイツでは、地域金融機関や小規模金融機関が銀行資産の半分近くを占める。独連銀は「小規模で非複雑な銀行」向けに別の制度を設けることも推進している。
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