- 2025/10/02 掲載
ブリッジウォーターの旗艦ファンド、第3四半期に8.1%上昇
[ニューヨーク 1日 ロイター] - ブリッジウォーター・アソシエーツの主要マクロファンドが第3・四半期に堅調な投資収益を確保し、中でも旗艦ファンド「ピュア・アルファ」は米主要株価指数の好調な推移に支えられて8.1%のリターンを記録した。事情に詳しい関係者が明らかにした。
米主要株価指数は米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げに対する投資家の期待を背景に四半期ベース、月次ベースでともに上昇している。SP500種、ハイテク株比率の高いナスダック、ダウ工業株30種平均はすべて2四半期連続の上昇を記録した。
ピュア・アルファは9月単月で6%のリターンがあり、SP500種の9月単月の3.53%上昇と四半期の7.79%上昇をいずれも上回った。年初から9月29日までの累計リターンは26.2%となった。
ピュア・アルファは2025年前半、米通商政策を巡る懸念から生じた市場混乱を乗り越えて17%上昇した。グローバル・マクロ型ヘッジファンドであるピュア・アルファは株式、債券、通貨、商品に投資する。24年は11.2%のリターンを報告した。
ヘッジファンド調査会社ピボタルパスによると、複数国の経済状況の相対的な強さに基づいて金融資産を横断的に取引するマクロ経済型ヘッジファンドは8月末時点で年初来5.4%のリターンを記録した。同社は9月分の数字をまだ公表していない。
ブリッジウォーターは1975年創業で、コネチカット州ウェストポートに本拠を置く。最近は、人工知能を活用して投資判断するファンドを立ち上げるなど新たな投資戦略に着手している。
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