- 2025/10/03 掲載
ボーイング、スト労働者の置き換え拡大へ 戦闘機など生産=メモ
[2日 ロイター] - 米ボーイングは、戦闘機などを製造するミズーリ州セントルイス地区の従業員がストライキを続けていることを受け、新規採用で労働者を置き換える計画を年末まで拡大する。経営幹部が2日、社内メモで明らかにした。
国際機械工・航空宇宙労組(IAM)第837地区の組合員約3200人は8月4日からストを行っている。
ロイターが確認したボーイングのダン・ギリアン副社長のメモによると、武器生産・組み立てを行う機械工の交代要員第一陣が3日に訓練を開始する。一部作業を第三者に移管する案も検討しているという。
同社はメモについてコメントを控えた。
組合幹部と組合員は、これらの業務は数週間から数カ月の訓練が必要なほか、多くの防衛関連の仕事に必要な機密取扱許可の取得には半年かかることもあるため、今回の動きはブラフ(はったり)の部分が大きいと述べた。
こうした中、サンダース上院議員は1日の書簡で、ボーイングに「公正な契約を締結」するよう求め、スト終結を訴えた。
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