- 2025/10/08 掲載
日産、日本向け新型リーフの航続距離は最大702キロ 価格518ー599万円
[東京 8日 ロイター] - 日産自動車は8日、日本仕様の電気自動車(EV)「リーフ」の新型車を発表した。容量78キロワット時(kWh)の電池を搭載したモデルの航続距離は最大702キロメートルで、60kWhの電池を搭載した現行車から150キロ以上伸ばし、充電切れに対する顧客の不安を軽減した。
販売価格は518万8700円ー599万9400円(現行車は408万ー583万円台)で、性能は向上しつつも上げ幅は抑えた。
初代リーフは日産が業界に先駆けて2010年に発売した量産型EVで、1990年代末の経営危機から復活した日産を象徴する車。再び再生途上にある日産は航続距離など性能を向上させた3代目リーフで経営再建を目指す。
日本向け新型リーフは栃木工場(栃木県上三川町)で生産し、同工場では米国向けも手掛ける。米国販売ではトランプ政権による15%の関税が重くのしかかるほか、EV購入支援策も打ち切られることから需要鈍化が懸念されており、日本での販売拡大が一段と求められている。
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