- 2025/10/09 掲載
物価上昇、8割の家庭に影響=食費が最多、年収増見込み1割―住友生命アンケート
住友生命保険が9日発表した「わが家の台所事情アンケート」によると、約8割の家庭が物価上昇の影響を受けていると回答、項目は「食費」が9割超と最多だった。一方、前年より年収増を見込む人は全体の1割強にすぎず、物価高と、それに見合う所得のギャップが依然として大きいことが改めて示された。
調査は9月上旬、20~60代の正規雇用の男女5484人を対象にインターネットで行った。
家計への物価上昇の影響が「ある」と回答したのは82.9%で、前年(78.9%)から4ポイント上昇。影響があった項目は食費(91.3%)、電気代(61.5%)が多かった。生活費が「増えた」人は5割を超え、全体では月平均9636円増となった。
高値が続くコメに関しては、26.4%が「価格が高すぎて購入を控えた」と回答。5キロ当たりの適正価格を聞いたところ、「2000円以下」が最多の34.0%だった。
一方、年収見込み額が前年より「増える」との回答は14.3%にとどまり、77.9%が「変わらない」と答えた。
【時事通信社】
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR