- 2025/10/09 掲載
米シスコ、AIデータセンター結ぶ新型ネットワーク半導体を発表
[サンフランシスコ 8日 ロイター] - ネットワーク機器大手の米シスコシステムズは8日、人工知能(AI)のデータセンター間を結ぶために設計された新たなネットワーク用半導体を発表した。顧客には米マイクロソフトと中国の電子商取引(EC)大手アリババの2社のクラウド部門が名を連ねた。
新型半導体は「P200」と呼ばれ、米半導体大手ブロードコムの製品と競合するとみられる。シスコシステムズが同時に発表した新型ルーター機器の中核を成し、遠く離れた場所にあるデータセンターを接続し、AIを訓練する目的で設計されている。新型の半導体とルーターを使って複数のデータセンターを結び、1つの巨大なコンピューターとして運用することができる。
シスコシステムズによると、P200は従来92個の半導体で行っていた機能を1個で代替することが可能で、これによりルーターの消費電力を同等製品に比べて65%削減できる。半導体とルーターの開発投資額や販売見通しは示さなかった。
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