- 2025/10/09 掲載
松屋、通期純利益予想を12億円に下方修正 インバウンド不調
[東京 9日 ロイター] - 松屋は9日、2026年2月期通期の連結業績について、純利益予想を前年比49.7%減の12億円に下方修正したと発表した。従来予想は23億円だった。訪日外国人による免税売上高が想定を大きく下回っていることなどを反映させた。
主力の百貨店事業では、国内消費は堅調なものの、免税売上高が前年の反動で想定を大幅に下振れた。銀座店の免税売上高は上期全体で35.4%減、下期も25.3%減を見込んでいる。
第2・四半期(中間期)の純利益は2億円の赤字(前年は17億円の黒字)に転落した。
また、松屋銀座のオンラインサイトの業績不振により、中間期決算で減損損失10億0300万円を特別損失として計上した。一方、政策保有株式の見直しにより、通期で約16億円の投資有価証券売却益を特別利益として計上する見通し。
中間期の実績や足元の動向、特損の計上などを踏まえ、営業利益予想は前年比55.4%減の20億円(従来40億円)、売上高予想は同6.5%減の450億円(従来500億円)にそれぞれ下方修正した。
<通期予想>
項目 通期予想(今回) 前年比 従来予想
期間 25年3月─26年2月 - -
売上高 450 △6.5 500
営業利益 20 △55.4 40
純利益 12 △49.7 23
配当 12(無) - -
※単位:売上高・利益は億円、配当は円、前年比は%、△はマイナス、「有無」は配当の修正の有無
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