- 2025/10/24 掲載
米国株式市場=上昇、米中首脳会談をホワイトハウスが確認
Stephen Culp
[ニューヨーク 23日 ロイター] - 米国株式市場は、まちまちの決算や地政学的情勢の変化を投資家が見極める中、反発して取引を終えた。
主要3指数はいずれも上昇。ハイテク株が買われ、ナスダック総合が上げを主導した。小型株で構成されるラッセル2000がアウトパフォームした。
トランプ大統領が来週のアジア歴訪の一環として中国の習近平国家主席と会談するとホワイトハウスが確認したことを受けて株価指数は勢いづいた。
米中間ではこのところ貿易摩擦が激化しており、両国首脳の会談が確認されたことで、こうした緊張を巡る懸念が緩和した。
トランプ氏はまた、ロシアの石油会社に対する制裁を発表し、ウクライナとの戦争を巡ってロシアへの圧力を強める政策に転換。これを受けて、地政学的緊張が高まり、原油価格が上昇した。
ホライゾン・インベストメンツのポートフォリオ運用責任者、ザカリー・ヒル氏は「トランプ氏と習氏の会談が確認されたことは明らかにポジティブだ。貿易問題で大きく揺れ動いていた市場心理にとって良い節目となり、今日の相場にも明らかに影響を与えている」と指摘。
「さらに、企業決算は全般的に好調だ。それがファンダメンタルの観点から市場を支えている」と述べた。
第3・四半期の決算シーズンは本格化している。
電気自動車(EV)大手テスラは一時の下げから持ち直し2.3%上昇。第3・四半期決算はが市場予想を下回った。
IBMは、第3・四半期の売上高と利益が市場予想を上回ったものの、クラウドソフトウエア部門の成長が鈍化。株価は0.9%下落した。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は22日、トランプ政権が、量子コンピューター企業数社と資本参加について協議していると伝えた。これを受けて量子コンピューター株が買われた。
IonQ、Dウェイブ・クアンタム、クアンタム・コンピューティング、リゲッティ・コンピューティングは7.1─13.8%高。
S&P総合500種の主要11セクターではエネルギーが1.3%高と最大の上昇率を記録。ロシア石油会社に対する米制裁を受けた原油価格上昇に支援された。石油大手エクソン・モービルとシェブロンはそれぞれ1.1%、0.6%上昇した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.05対1の比率で上回った。ナスダックでも1.86対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は190億7000万株。直近20営業日の平均は206億2000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 46734 +144 +0. 46519 4680 46490
.61 .20 31 .13 2.15 .06
前営業日終値 46590
.41
ナスダック総合 22941 +201 +0. 22751 2298 22732
.80 .40 89 .33 3.46 .18
前営業日終値 22740
.40
S&P総合500種 6738. +39. +0. 6703. 6749 6700.
44 04 58 65 .53 14
前営業日終値 6699.
40
ダウ輸送株20種 15421 -299 -1.
.02 .36 90
ダウ公共株15種 1137. -4.4 -0.
95 1 39
フィラデルフィア半導体 6847. +169 +2.
39 .82 54
VIX指数 17.30 -1.3 -6.
0 99
S&P一般消費財 1912. +14. +0.
45 06 74
S&P素材 565.9 +5.4 +0.
5 7 98
S&P工業 1309. +16. +1.
88 44 27
S&P主要消費財 884.4 -3.6 -0.
1 1 41
S&P金融 874.0 +2.1 +0.
0 6 25
S&P不動産 267.0 -0.1 -0.
9 9 07
S&Pエネルギー 681.6 +8.6 +1.
4 9 29
S&Pヘルスケア 1701. +0.5 +0.
47 3 03
S&P通信サービス 422.1 -0.1 -0.
6 4 03
S&P情報技術 5697. +54. +0.
95 80 97
S&P公益事業 458.5 -0.3 -0.
8 3 07
NYSE出来高 11.89
億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 4909 + 大阪比
5 425
シカゴ日経先物12月限 円建て 4899 + 大阪比
5 325
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