- 2025/10/24 掲載
今コメントしなければならない状況にはない=日銀の金融政策で財務相
[東京 24日 ロイター] - 片山さつき財務相は24日、ロイターなどの取材に応じ、政府が「積極財政」を進めようとする中で日銀が金融政策を引き締め方向で運用することの是非を問われ、「今コメントしなければならない状況にはない」との認識を示した。
高市早苗首相は、日銀の金融政策を含めマクロ経済政策運営の最終責任は「政府にある」としている。片山氏も、高市首相と共通の認識を示すとともに「日銀法では日銀の金融政策が政府の基本方針と整合的であるように常に政府と連絡を密にし、十分な意思疎通を図らなければならないとしている」と指摘。
片山氏は、日銀の植田和男総裁が「緩和的な金融環境を維持して経済活動をしっかりと支えていくことが大切」、「現在の実質金利が極めて低い水準にある」と述べていることを踏まえれば「今、私がコメントしなければならない状況にはない」と語った。
2026年度の予算編成について、歳出改革努力をしながら「重要政策課題には必要な予算を大胆に入れたい」とし、メリハリの利いた予算にしたい考えを示した。高市政権が掲げる「責任ある積極財政」の考えのもとで日本経済を再生し、その中で財政健全化と両立させていくとも述べた。
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