- 2025/10/24 掲載
TSMC、第2工場を月内着工=27年末稼働へ、熊本県菊陽町と協定
半導体受託生産世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の子会社JASMは24日、熊本第2工場の本体工事を月内に始めると明らかにした。同日、熊本県菊陽町と工事に関する立地協定を締結した。稼働は2027年末を予定している。量産開始は市場の状況などを踏まえて判断する。
第2工場は、第1工場の東隣に増設。自動運転や人工知能(AI)への活用が期待される、回路線幅6ナノメートル(ナノは10億分の1)の先端半導体などを製造する。投資額は約139億ドル(約2兆1250億円)で、建築面積は約6万9000平方メートル。経済産業省は最大約7300億円を支援する。
県庁で同日開かれた締結式には、JASMの堀田祐一社長と菊陽町の吉本孝寿町長、熊本県の木村敬知事が出席。堀田氏は、「熊本県が半導体産業の集積地としてさらなる発展を遂げるため、全力を尽くす」と語った。その上で、工場周辺の交通渋滞対策などを徹底する考えも示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕立地協定を締結したJASMの堀田祐一社長(中央)と菊陽町の吉本孝寿町長(右)、熊本県の木村敬知事=24日、熊本県庁
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