- 2025/10/28 掲載
金価格が4000ドル台回復、ドル安や米利下げ観測が支援
[28日 ロイター] - 28日の金相場は、前日の下げの一部を取り戻し、1オンス=4000ドル台を回復。ドルの下落や米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げへの期待が、米中貿易摩擦緩和の兆しによる圧力を相殺している。
0141GMT(日本時間午前10時41分)時点で、金のスポット価格は0.7%高の1オンス=4009.39ドル。前日には3%以上下落し、10日以来の安値を付けていた。
ニューヨーク金先物12月限は0.1%上昇し、4022.10ドル。
KCMトレードのチーフマーケットアナリスト、ティム・ウォータラー氏は「様子見していた金の買い手がこの価格水準でポジションを取ろうという誘惑に駆られている。ドルがやや軟調になっていることも、金に関する安心材料となっている」と指摘した。
金価格は地政学的および経済的不確実性や米利下げ観測などを背景に年初来では約53%上昇している。20日には史上最高値となる4381.21ドルを付けた。
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