米住宅価格指数、8月は前月比0.4％上昇＝ＦＨＦＡ

［ワシントン　２８日　ロイター］ - 米連邦住宅金融庁（ＦＨＦＡ）が２８日発表した８月の米住宅価格指数（季節調整済み）は前月比０．４％上昇した。供給が大幅に改善したにもかかわらず上昇し、多くの住宅購入希望者にとって価格の手頃さが引き続き課題となることを示唆した。

前年同月比では２．３％上昇。７月分は前月比０．１％低下から横ばいに上方修正された。

中部大西洋岸地域の急激な回復が上昇をけん引した。南大西洋岸、ニューイングランド、東北中部、東南中部でも堅調な上昇が見られた一方、太平洋岸地域と西南中部地域では低下した。

米連邦住宅貸付抵当公社（フレディマック）によると、３０年固定金利住宅ローンの平均は６．１９％と、１年ぶりの低水準を記録しているものの、住宅購入ローンの強い需要を喚起するには至っていない。

エコノミストらは、雇用の停滞に特徴づけられる労働市場の低迷が、潜在的な住宅購入者を遠ざけていると指摘している。