- 2025/10/29 掲載
東京株、初の5万1000円台=半導体株が急伸
29日の東京株式市場で、日経平均株価の上げ幅が前日比1000円を超え、初めて5万1000円台になった。好業績を発表した半導体関連企業の株価が急伸して日経平均の大幅上昇に寄与した。午前の終値は1030円64銭高の5万1249円82銭。一方、東京市場全体は売りが優勢で、東証株価指数(TOPIX)は一時マイナスになった。
半導体検査装置メーカーのアドバンテストが28日の決算発表で2026年3月期通期の業績予想を上方修正し、29日の取引で同社の株価が2割高と急上昇。1銘柄だけで日経平均を約1000円押し上げた。
ただ、東京市場全体は、最近の急上昇に伴う過熱感から利益確定の売りが続き、プライム銘柄の8割が下落。日経平均の構成銘柄も値下がり数が値上がりを大きく上回った。市場関係者は「アドバンテストだけで日経平均を押し上げており、全体に買いは手控えられている」(大手証券)としている。
【時事通信社】
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