- 2025/10/29 掲載
消費者態度指数、10月は3カ月連続上昇し35.8 基調判断引き上げ
Yoshifumi Takemoto
[東京 29日 ロイター] - 内閣府が29日公表した10月の消費動向調査によると、消費者態度指数(2人以上の世帯・季節調整値)は前月から0.5ポイント改善し35.8となり、3カ月連続で上昇した。内閣府は、消費者マインドの基調判断を前月の「持ち直しの動きがみられる」から「持ち直している」に上方修正した。判断の変更は今年6月以来。
<株価上昇が寄与した可能性>
消費者態度指数を構成する4つの指標すべてが前月比で改善した。
このうち「暮らし向き」は前月比1.1ポイントと大きく改善し、内閣府の担当者は「最近の株価上昇が影響した可能性がある」との見方を示した。ウクライナ情勢を受けた物価の上昇により「物価の見通し」と「暮らし向き」に逆方向の相関関係がみられていたが、「9月と比べて物価見通しに大きな変化はない」(内閣部幹部)ためという。
1年後の物価が上昇するとの回答比率は9月の93.4%から92.6%に低下した。前月比マイナスは4カ月ぶり。1年後の物価が5%以上上昇するとの回答は増えたが、5%未満、2%未満との回答比率はそれぞれ減少した。
※過去の関連記事は[JPCONI=ECI]をクリックしてご覧下さい。
※経済モニターアプリは cpurl://apps.cp./Apps/Economic-Monitor/ をクリックしてご覧ください。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR