- 2025/10/29 掲載
東ガス、26─28年度に2000億円以上の株主還元を計画 新中計発表
Rie Ishiguro
[東京 29日 ロイター] - 東京ガスは29日、新たな中期経営計画期間2026─28年度に2000億円以上の株主還元を実施すると発表した。還元策のうち、配当については28年度に1株140円へ増配することを目指すとした。
同社はこの日、取締役会で株主還元方針の変更を決議した。従来は配当に加えて自社株取得を株主還元の一つと位置づけ、総還元性向は各年度4割程度を目安としてきたが、今後は中長期的な1株当たり利益の成長に合わせた増配を株主還元の中核と位置づけて累進配当により成長の成果を還元するとした。
余剰資金は自社株取得に最適に配分し、資本効率の向上を実現する。
新たな還元方針に基づき、2026年3月期の年間配当予想額を80円から100円に上方修正した。同期の業績予想も引き上げ、純利益は前期比2.6倍増の1940億円(従来1830億円)を見込む。
新たな中計では1.1兆─1.3兆円の成長投資も盛り込んだ。内訳はガス・電力事業のエネルギー部門は4300億円、海外は3500億円などとした。
同日の取締役会ではまた、発行済み株式の5.4%に当たる2000万株・800億円を上限に自社株買いを決議した。取得期間は11月10日から2026年3月31日まで。
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