- 2025/10/29 掲載
JR東海、リニア新幹線の品川・名古屋間の総工事費11兆円に上振れ
[東京 29日 ロイター] - 東海旅客鉄道(JR東海)は29日、リニア中央新幹線の品川・名古屋間の総工事費が11兆円に膨らむ見通しだと発表した。従来は7.04兆円としていた。物価高騰や難工事への対応などで増額要素が判明したためとしている。
増額分の内訳は、1)鋼材やコンクリートなど建設資材価格や銅、アルミなどの材料価格や労務費などの高騰で2.3兆円、2)山岳トンネル掘削に絡む難工事への対応で1.2兆円、3)トンネルの下部構造に必要なコンクリートや鉄筋の数量増加で0.4兆円──とした。
開業時期を2035年と仮置きして営業キャッシュフローを算出したところ、毎年の営業キャッシュフローに加えて資金調達を約2.4兆円行えば建設に必要な資金を賄え、健全経営と安定配当を堅持できることを確認したという。
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